夢想 -過去拍手2-
□シロクマさん
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『ネルソンさんはシロクマさんとも対決したんだってね。』
「そうですね。」
『で、もちろん、シロクマさんに押し倒されちゃうんですよね。』
「は？何意味わかんないこと言ってんの。」
『だって、だって、だって・・・。』
「なによ。」
『そのかが・・・。』
「そのかが何？」
『この間観劇に行って、そのくだりの場面でゆうひさんに退治されるあさこさんの図を想像しちゃいました〜♪って電話してきたんだもん。』
「（あいつ・・・殺す！）」
『それだけじゃないもん・・・。』
「なによ。」
『ちかちゃんが・・・。』
「ミズ？ミズがどうしたの？」
『この間公演を見に行った後一緒に食事に行ったって。』
「そりゃあ、行くでしょ。ミズお稽古休みだって言ってたし、せっかくだもん。」
『でも、朝まで一緒だったって・・・。』
「（なんでそこまで報告するかな！）飲み明かしたのよ？」
『知ってます。朝までお借りしてすいませんでしたって、電話あったから。』
「（律儀なヤツ）そう、色々とね話してたら、遅くなったから、部屋で飲みなおそうってことになったの。」
『・・・・・。でも、そのことよーちゃんから報告ないし。』
「なんでわざわざ、報告しないとだめなのよ！｣
『だって、抱きしめちゃいましたって。』
「は？何か？｣
『やっぱり覚えてないんだ・・。ちかちゃんが、酔ってホワンとなったゆうひさんがあまりにもかわいらしくって、思わず抱きしめちゃいました。って謝ってきたんだもん。』
「そんなこと・・・した・・・っけ？」
『やっぱり。ゆうひさんは酔ってらしたから覚えてらっしゃらないと思いますがって言ってた。この浮気者！』
「な・・・・なんなのよ。ハグでしょ？そんなことで目くじら立てないで！というか、最初の内容から話それてるし！」
『それてないもん。そのかの電話もむかついたけど、ちかちゃんの電話で我慢出来なくなったんだもん。』
「はいはい。すべて私が悪いんです。ネルソンさんがシロクマを退治したのも私が悪いんですよ。ミズとハグしたのも私が酔ったのが悪いんです。ちなみに、ついでに言っておくと、この間の休演日前の夜にえりたんとご飯行きました。その後えりたんちに行ったんだけど、後半眠くなっちゃって、記憶はございません。そうそう、この間は、ともちんにお姫様抱っこしてもらいました。それに、まさこにもハグされたし、大には、後ろから抱きつかれました。まゆは、あんまりかわいいこと言うから思わず抱きしめてしまいました。まだまだいっぱいあるけど、全部言った方がいいですか？」
『！！！！』
「もしもし聞いてる？」
『・・・・よーちゃんの浮気者〜！！帰る！すぐによーちゃんところに帰るから、そこで待ってろー！！』
「あはは、あさこ、何言ってんの、帰るじゃなくって、『行く』でしょ？もう、こっちには家ないんだから、それに、こっちにこれないでしょ？仕事あるんだから。ざ・ん・ね・んだね〜♪じゃあね。」
End ⇒ あとがき
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