幻想 −馴れ合い−

□マイブーム
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リビングで、音楽を流しながら、雑誌なんかをぱらぱらをめくっていると、誰かが来た物音がする。


まあ、誰かといっても、リカしかいないんだけれど。


だから、あわてることもなく、そのまま雑誌をめくっていた。


案の定、リビングの扉を開けたのは、リカで。


そのリカに目線をあげるだけで、訪れを確認し、再び目線を雑誌に戻す。





「ひろみさん。これ、なんですか?」





そのままずかずかと、まっすぐ私の前に来たリカは、私の読んでいた雑誌の上にいきなりばさりと本を落とす。






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