夢想 −過去拍手−
□素直じゃない(後日談)
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二人で仲良く帰ってきて。
晩御飯もいちゃいちゃしながら食べて。
お風呂にもちゃんと入って。
後は、ゆっくりとまったりするだけという状態になったというのに・・・。
先ほどからひろみさんは携帯で話している。
もう、長いこと。
かれこれ10分くらい話してるんだけれど、全然終わる気配がない。
話の感じから相手は・・・。たぶん・・・・。
と、突然振り向いたひろみさんがおもむろに携帯を手渡してきた。
??
「テルと話したいって。」
はい、と渡された携帯をしげしげと見つめる。
え?私?
あの・・・。
「・・・・。今話してたのって・・・。」
「うん。さえちゃんだよ。」
にっこり微笑まれて、目で促された。
一体何を言われるんだろう・・・。
というより、面識ないんだけれど・・・。
「・・・・あの・・・・。もしもし・・・?」
『あ、凰稀かなめちゃん?』
「は、はい!!!!!」
『ひろみのこと襲ったんだって〜?それもいきなり!!』
「えっ!!?????」
『ひろみのこと泣かしたら・・・・殺すよ・・・。』
「うっ!!!!!!!!」
『情報はどこからでも入ってくるんだからね〜♪それだけ!ひろみに変わって〜。』
「は、はい。・・・・失礼・・します・・。」
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