幻想 −鬩ぎ合い−
□客観的な視線 (熱い視線\)
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あの後、気がつけば、テルと私はいつもひろみを挟んでやりあってる気がする。
意外にテルが強敵で、さらに、きたさんまで、味方につけて、二人でひろみを囲い込んでいる。
ひろみはひろみで、下級生に慕われてうれしいんだろう。楽しそうに相手してるし・・・。
「で、どうなのよ。ゆみこ的には?」
「はあ・・。最近キタテルコンビに邪魔されてるんですわ・・。」
ちょうど、今も、私たちと反対の椅子のあたりで、3人仲良く話してる姿が目に入る。
「ああ、わかる〜!確かに、最近あの2人とひろみ一緒にいること多いよね。」
「そうなんです。でもまあ、ひろみは、私が呼ぶとすぐ来てくれるんですけどね・・。」
「いや、そりゃ当たり前じゃない。上級生が呼んでるんだから・・。」
「・・・ま、そうなんですけど・・。」
「ゆみこ・・・。あんた、ほっんと面白い♪」
「ちかさん・・。なんか楽しんでるでしょ?」
「うん♪こんな楽しいことないじゃん。」
ほんと、ちかさんいい性格してるよ・・・。
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