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□僕の愛情表現です。
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「はぁ〜」


綱吉はいつも通りに学校から家に帰ってきた。



いつも通り。普段通りに・・・。



ガチャ



綱吉は部屋のドアを少し開けると


部屋の奥に少し見える南国果実のシルエット。





―――骸。

そう思ったのは、ドアを少し開けた時だった。

ドアを全開にしてみると、そこにいたのは


















「クローム・・・。」



















そこに居たのは南国果実でもクロームのほうだった。


「ボス。」



「どーしたの!?なんで、ここに居るの!?」



クロームは下を見、綱吉の目を見なかった。



「何かあったの・・・?」



綱吉が心配そうに聞くと



「骸様・・・。」



と震えた声でその名を呼んだ。



「骸様が・・・。」



「骸?骸がどうかしたの!?」



そう聞くと、クロームが綱吉の目を静かに見た



「・・・・・?クローム?」



「ボス・・。私がここに来たのは・・。」













クロームが言いかけた、その時。



聞き覚えのある奇妙な笑い方。



クロームの南国果実のシルエットがさっきより高い場所にある。



「クフフ・・。クロームにここに来させたのは口実ですよ」



「骸!?」



「そうでもしないと、君は入れてくれませんからね。沢田綱吉。」



「僕は寂しかったんですよ。君がいない生活は実につまらないものだ。」



綱吉の顔が赤くなる。



後ろを向き、顔の赤みを隠すが耳まで赤くなっているので意味がない。



「君は、無自覚に僕を誘いますね。」



そう言うと後ろから抱きついた。



「わっ。何するんだよ!骸!」



「いいじゃないですか。そういう仲なんですし。」



「いいわけないだろ〜!!」



じたばた暴れる綱吉の腕をつかみ自分のほうに引き寄せた



綱吉は赤面し、目をぎゅ閉じた。



骸は綱吉の小さい唇にキスをした。



「んっ・・。」



首から下のほうへキスをしていく。



「骸!やめろよ。出て行けよ!」



と言うと骸が部屋を出て行った。



本当に出て行くとは思わず、綱吉は唖然とした表情。



ガチャ



帰ってきた思いきや骸はナース服姿で登場。



「骸!なんて格好してるんだよ!」



「クフフ・・・。」



そして、後ろから出した物は透明な先の尖った注射器。



「え・・・?ねぇ。まさか・・・・。え。ええぇ!?」



骸はニコリと笑い



「安心してください。本当に刺しませんから。刺すふりです。」



「よかった・・・。って良くない!」



綱吉は怒るが骸は笑ったまま



「怒ったところもかわいいですね。」



そう言うと骸は綱吉を服を脱がし・・。いや。破いた。



「わあ――!!!!なにやってんの!?しかも、注射器なんて持って!?さっき、刺さないって言ってたじゃん!」



「クフフ。グサリと刺さなければいいんです。」



「良くないし!」



骸は微笑し












「これが僕の愛情表現です。」

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