短編

□助けにきたよ!
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これで部屋に閉じこもって何日目?いや閉じ込められてどのくらい?
なにぶん不自由のないここから俺だけ、逃げ出そうとは考えていないけど。

部屋のドアに面して置いてあるベットに突っ伏しているだけの俺には全く外の情報は届かない。いや、一つだけ手段はある。

ベッドの端でストラップとバランスを取りながら落ちまいとしている携帯があった。
携帯さえ開いてしまえば、今日が何日で今が何時かなんて一瞬でわかる便利なものだ。だが俺の手は伸びない。

携帯のスクリーンが光ると同時に聞きなれた着信音が耳に届く。
光を閉ざした俺の部屋の中じゃそれは浮き出すように見えていやに目についた。これで何度目か。
こんなにうっとおしいと思うのであれば俺も携帯の電源を切ればいいのに、切ろうともしない。

まってるんだ。ずっと。

「新さん、アンタ遅いよ。」

彼をアンタ呼ばわりしたのは初めてじゃない。
今こうやって部屋に閉じ込められてる原因のなかでもそう呼んで殴ったことがあるし昔、もある気がする。うろ覚えだけど。
ああ、殴ったときは勿論殴り返されたけどね。二倍で。

「問題の原因は俺。その責任も当たり前に俺。」

庇ってくれてたのは新さん。助けに来るよと言っていたのも新さん。

腹が立って拳を振り上げてたたき付けた。誰にかって自分に。
その弾みで携帯が揺れて落ちそうになるがあとすこしで何とか耐えている。

誰も俺のことわかっちゃくれないよ。

また携帯のスクリーンが光ったかと思うと聞きなれた着信音がなる。しかし鳴った着信音はさっきから流れてた曲じゃない。

「あ」

慌てて携帯に手を伸ばすが俺の動いた弾みでついにベッドから落ちてしまった。ゴトンという嫌な音と同時にその着信音は鳴り止んでしまった。

もう諦めようかともう一度ベッドに突っ伏してしまおうとしたときカーテンの向こうから大きな音がした。その音はノックする様なリズムだが、次第に窓を叩く音は強くなる。
このまま放って置いたら窓が壊れてしまう。
急いで駆け寄ってカーテンを開いて窓を開けると、彼と目が合う。


助けにきたよ!

なんだよ、遅いよ救世主!

…ここ4階だけど。

僕をなめるなよ。

恐ろしい子…!


=========
HEY!私ゴミ箱に飛び込みたいZE!

話しの経緯を話しますと。
学校先生が平助さんの癇癪に触れる。

止めようと新さん乱入

だが平助収まらず(^p^)

ついに大事故(ここ省略)

新さん頑張って平助庇う

だが、平助は結局謹慎処分ー。みたいな。

経緯なげぇ…。

やんちゃすぎる件ww
でもこれぐらいが丁度いいかもしれなry
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