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朝霧も晴れ、はっきりとした視界に太陽の光が眩しい冬とも春とも言い難い季節の変わり目。

暦では立春を迎えているが、まだまだ肌寒い朝の時間。



朝練をしていた野球部は、汗で冷めないうちに素早く着替えるため部室へと向かった。




「今日って何日?」

ふと零された島崎の一言に、誰とも無く考える。



「20日…だな」

確か、と松永が付け加えると、質問した本人は心底嫌そうに顔を歪めた。

しかし、それで全てが繋がった皆は、納得した顔つきでガンバッと返すのみ。



「あ、俺はギリギリ平日だ」

前川の零れそうな笑顔に部室の空気が和む。
島崎も、仕方ない頑張りますかと目尻を下げて微笑んだ。





あ!今月私の出席番号の日休み!!
(山ちゃんは、31以降だから毎日休みだよね)
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