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ふわりふわりふわり





窓際の席に座ると、太陽のぬくもりが体を包み込み、船乗りを呼び寄せる魔法の言葉が耳に優しい。


(絶好の昼寝ポイントだろー…)

段々と重くなる瞼に抵抗することもせず、高瀬は机に突っ伏した。



(あ〜、何て気持ちの良いことこの上ない…)

緩む頬をそのままに、いざ舟を漕ぎだしたまさにその時地震が起こった。

「うおっ…?!」
「たーかーせ〜、宿題早く出してー。出して無いのうちらの列だけだよ?」

やっと旅立てると思った矢先の妨害行為に内心舌打ちをした。

「なに」
「何じゃねえよ。よだれ拭けイケメン。そして宿題出せ。デコ赤い」




チクショーあとちょっとで気持ち良く夢の国に行けたのによーと、よだれを裾で拭いたが引っ掛かる言葉に気が付いた。

「しゅくだい?」
「昨日出されたじゃん」





宿題なんて知らねぇぇええ!いつ出た?その時俺居た?!
(バリバリ居たじゃん…)
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