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□Challenge!
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秋と言えばスポーツの秋

そんな風情を楽しむためか、毎年行われてきた体育祭

の最後を決める異種格闘技戦
ならぬ部活対向リレー


各学年の部門で分かれ、勝敗を決するのだが、戦利品も何もない勝負に熱くのが男と言う者

それは、己のプライドを賭けた言わば戦場

運動部である以上逆らう事の出来ない運命にも似た使命


くだらないと女子に罵られながら、日頃の鬱憤を晴らそうと盛り上がる男達


『勝者の言葉は絶対』

何時しか伝統となったそれは、暗黙の了解であった





「俺ガッチャ○〜ン」
「お、ナイスチョイス山ちゃん!じゃあ俺は相方でー」



やるなら派手に!っと、誰かが言った一言を切っ掛けにやって来たのは、何でも揃っているドン○ホーテ


先程着ぐるみの所から物色してきたものを片手にバタバタと騒がしい集団が一つ



「主将だから和己もだよ」
「前ちん…。俺足には自信ないぞ?」
「此処に来てる時点で、もう選手は決まってんだよ」
「雅やんの言う通り!てか大丈夫だと思うよ?一走に瞬発力のある山ちゃんで差をつけて、二走に遠心力に強い和己、三走に直線に強い裕史で、」

「アンカーは?」



今まで何も言わず、集団の後ろを歩いていた島崎が声を出したことで、みんなの足が止まった

そして、その集団よりも少し前を歩いていた二人も振り向いた

と、同時に零された一言

「慎吾」
「監督命令で衣装はラムちゃんだ」
「えっ、何その死刑判決」



吐血しそうなくらい嫌だけど頑張る





(監督は一言も、)
(またあいつら監督丸め込んだな…)
(これって職権乱用?)
「GJ☆慎吾」
「無駄に清々しく見送らないで下さいそこの凸凹」






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