薄桜鬼U

□ぷにゅっと
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じーっと見つめる沖田の視線の先には、千鶴。
しかし見つめているのは千鶴自身ではなく、千鶴の頬である。

色白で綺麗な肌、柔らかそうな頬が気になって仕方がないらしい。
先ほどから触りたくてうずうずしている沖田。

そんな沖田の視線に気づきながら、千鶴はどうしたものかと考えていた。
数分前、頬を触らせてと沖田に言われたが断ったのだ。
それからと言うもの、何かを訴えるように見つめてくるのだ、頬を。


「あの?沖田さん?」
「んー・・・やっぱり駄目?僕、千鶴ちゃんの頬触りたい。」



真っ直ぐな目でそう言われたら断れるはずもなく、あっさり承諾してしまった。

しかし、少しだけですよと言ったはずなのに沖田は千鶴の頬で遊ぶのを止める気配がない。
寧ろエスカレートしている。


千鶴の頬を両手でつまみ、びょーんと伸ばしたりして遊んでいる。
その表情は、新しいオモチャを見つけて夢中で遊ぶ子供のよう。



「お、おきたしゃんっ。い、いはいれすっ。」


頬をつままれたまま、抵抗をしてみるものの沖田の力に敵うはずもなく。
千鶴の頬は沖田に遊ばれ続ける。




「あははっ。千鶴ちゃん変な顔ー。」





(・・・いい加減にしてくらはい!)
(あはは。)







End.
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