story

□苦い、甘い、甘い
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「なんだこれは」





苦い、甘い、甘い




「カカオ98%のチョコレートだけど?」
地上に降りた時にたまたま見つけて買ってしまった
それを砂糖がたっぷりと入ったホットミルクと一緒に食べるのがアレルヤの最近のお気に入りである。

「食べてみる?」
「いや、いい」
ブンブンと頭を横に振るティエリア

「ティエリア甘党だもんね。
でも、砂糖いっぱいのミルクと食べると美味しいんだよ」


「いや、い
無理やりティエリアの口の中へ放り込んだチョコレート

「折角、ティエリアの為に用意したんだけどなー」
「っ・・・苦い・・・・」

「ほら、ミルク飲んでみて」


一気にミルクを飲み干そうとするティエリアを慌てて止める

「違・・・ちょっとずつ・・・」
「・・・甘い・・・」
遅かった・・・もうミルクはなくマグカップの底が見えている



はぁ・・・


「そうだ」
「ん?」
首を傾げるティエリア


「こうすると、もっと甘いよ」

アレルヤは自分の口にチョコレートを放り込むと同時にミルクに口をつける




「っつ・・・!」


目を見開いて真っ赤に染まるティエリアの頬






「っ・・・甘い。」
「でしょ?」




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「もう無理いただきまr」「やめろ馬鹿!」
 

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