贈り物

□深夜のお茶会
1ページ/3ページ


「眠れない」

そう言って僕の布団に潜り込んできた君
僕はそんな君に腕枕をしてあげる

鼻を掠めるシャンプーの残り香に胸が高鳴る

―逆に僕が眠れなくなりそうだよ―

聞こえるのは時計の秒針の音と
ティエリアの寝息

「はぁ…」
それは幸せすぎる溜息で

そんな僕を露知らずティエリアはもう深い眠りについている
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ