MAIN2
□Tiny sparrow
1ページ/5ページ
ブルックとロビンは、アクアリウムバーで就寝前のティータイムを楽しんでいた。
日はとっくに沈み、夕食と入浴を済ませ、あとは寝るだけ。
とはいえ、このまますぐ寝るのも勿体無いと思ったロビンが、まだ新入りのブルックを誘ったのだ。
テーブルの上には、彼女が淹れた砂糖入りホットミルクとバター味のクッキーが少し。
ちょっとした会話をたしなんだあと、ロビンはふとブルックの膝下に置かれた古びたバイオリンに目をやる。
「ねえブルック、一曲お願いしてもいいかしら。」
「もちろん!
お好きな曲は何でしょうか?」
ブルックはコップをテーブルに置くと、得意げにバイオリンを取り出した。