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□デイジーワールド
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「ねえウソップ!
デイジーワールド、って知ってる?」

「おうナミか。
知ってるぜ、お花畑の世界だろ。」

「違うわよ馬鹿ね。
シュミレーションの世界のことよ。

ある惑星に、黒と白のデイジーだけが咲いているの。
気温が高くなれば黒いデイジーが減って気温が下がる、気温が低くなれば白いデイジーが減って気温が上がる。」

「それがどうした。」

「別に、ロビンにちょっとだけ教えてもらったから誰かに自慢したかっただけ。」

「ふぅん。
そんな小難しいもんより、俺はロビンの花壇に咲いた花のほうが好きだ。」

「男のくせにロマンチック。」

「うるせぇな、花が嫌いなやつなんかいねぇだろ。」

「そう?
クロコダイルとかエネルとか、絶対花なんて…」

「うわー、やめろよ!
想像したら気持ちわりぃ!」

「あははは、ほんとね。」

「あ、そうだ、これ。
さっきチョッパーにもあげたんだがお前にも分けてやる。」

「わ、ビー玉?
綺麗な青色ね。」

「俺様お手製のビー玉だぜ!
むかし見た妖精ニンフェットの瞳の色をだな…」

「はいはい。
ねぇ、次は宝石を作ってよ。」

「馬鹿はおめぇだ。」











彼らは仲良し。
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