MAIN2

□変わりゆくのが人の心の常だと言いますが
1ページ/3ページ


ウォーターセブンで麦わら帽子の彼に再会したあと。



僕たちは上層部への言い訳を考えながら、ガープ中将に丸投げされた書類を書きつけていた。



先刻の慌ただしさが嘘のように、船内は静かだ。



波とカモメとペンを走らせる音だけが響く。



「なぁコビー。」



ヘルメッポはなかなかすすまないペンを耳にかけ、両手を天井に伸ばした。



くあ、と大口のあくびをひとつする。



「あいつ、なーんにも変わってなかったな。
相変わらずムカつく野郎だ。」



「前に会ったときからしばらく経つけど、ルフィさんはルフィさんのままでしたね。」



ヘルメッポにあわせて、コビーもペンを置いた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ