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□きりん of discord
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― 争いの原因 ―
「ぎゃーはははははははははははは!」
「ぷふっ。」
「チャパパパ、なんだその姿、変だチャパー。」
「うはは、ちょ、きりんてふははははは!」
エニエスロビーの一室で、仕事そっちのけで爆笑する大人たち。
「おい、ルッチはどこ行ったんだ。こいつの姿を見たら、いくら冷静なあの野郎だって腹かかえて笑うだろうぜ!」
ジャブラは人獣型になったカクを見ては笑い、見ては笑いを繰り返している。
「なんじゃどいつもこいつも!わしは気に入っとるんじゃ!」
「ごめんなさい。つい……ふふっ。」
カリファが口元を歪ませながら言うが、やはりカクの姿を見ると吹き出してしまう。
「なぁ、賭けねぇか!ルッチが笑うか笑わねぇかで!」
ジャブラが下品に笑いながら遊びを提案すると、みな良しのったと言わんばかりに食いつく。
「私は笑うに賭けるわ。」
それを聞いてスパンダムはカリファを見やる。
「そうだな!不敵な笑み以外うかべたことのないルッチですら、腹筋崩壊するだろう衝撃だからな。」
「セクハラです。」
「話に割って入ったから!?」
カリファに賛同して、みな笑うほうに賭けた。