MAIN3

□サイケデリック
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:船内ファッショントーク











「アウ、おめぇら調子はどうだ?」

「うっわフランキー、なんだそのかっこう!」

「スーパーにイカすだろ?
セクシーでダイナマイトなサイケデリックスタイルよ。」



クラブハウスの立ち並ぶ音楽の島に上陸する直前、いつものラフなアロハに海パン姿とは違うフランキーが部屋から出てきた。



白ぶちに茶色い大きなレンズのサングラス、ほとんど幾何学模様になっている崩れた花柄がプリントされたオレンジ色のシャツ、アンティークゴールドのバックルが渋い革ベルト、おまけにボトムスは真っ白のパンタロン(!)



「おいナミ見てくれよ、フランキーが変態だ。」



ルフィはたまたま通りかかったナミを呼び止め、フランキーに親指をぐいと指す。



「なによ、フランキーはずっと変態でしょ。」

「そんなに褒めるなって。」

「「褒めてねぇよ。」」

「なんだよハモるな。」

「でもサイケなのは好きよ。
意味わかんない雰囲気があっていいわよね。
BGMはイエローサブマリン?」

「お、分かるな小娘。
この島はログが一日だろ?
というわけで俺はオールナイトで遊んでくる。」




目立たないように無人の岬にサニー号を停泊したあと、いの一番にディスコミュージックの鳴り響く街に出かけていくフランキー。



ナミは買い出しの準備をしながら、ルフィをからかう。



「ルフィもああいうの、いけるんじゃない?」

「俺は動きやすいスポーティーなのがいい。」

「たまには。」

「いらねぇよ。
ていうかお前のほうが似合ってるぞ。」

「うん、髪を内巻きのボブにしたらいけそうね。」

「乗り気だな。
お前も変態か?」

「あんたぶっ飛ばすわよ。」











例えるなら、不良の兄貴と理解者の妹。



ルフィは…?
 

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