ゴミ詩Ⅰ
□返信メール作成…
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【返信メール作成…】
突然の君の消失…
何で？ケンカしたままなのに…？
君と僕はよくケンカしたね…下らないことで…
そう 昨日も…
怒って出て行ってしまった君は 本当に還らなくなってしまった
「ゴメンネ」も言ってないのに…
君とはホントによくケンカした…もしかしたら僕のこと嫌いだったかもしれない…
なのに君の家から 僕にぴったりのセーターが出てきたりして
それを見て僕は ただその編みかけのセーターを抱き締めるしか出来なくて
血が滲むほど唇を噛みしめ 手が痺れるくらい拳を握り 泣き崩れるしか出来なくて
君が最期まで握っていたケータイの画面は メール作成画面
「ごめんね」で止まっていた
そっと送信ボタンを押すと僕のケータイが鳴り出した
返信メール作成¨宛先：愛しき人 本文：こっちこそ…ごめんね。¨
…送信
鳴り出したケータイを開く人は居ないけど…
仲直りも出来ないままのサヨナラ…切なすぎるよね…
まるで物語のようによくできたストーリー
僕は悲劇の主人公
きっと誰もが涙する感動作
だけど決してハッピーエンドにはならない…現実だから
そして終わりは決まってる
「主人公は―――――。」