ゴミ詩T

□「愛してる」
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【「愛してる」】



君は居なくなってしまった…僕の前から
いつも意地ばっかり張ってた…だから君は居なくなってしまった

カッコつけてるつもりで 君の前ではポーカーフェイス
「大好き」も「愛してる」も言わないで 時には突き放して
自分のプライドだけを守り続けて 得たものは一体何だろう?

言いたい時に「愛してる」が言えて
愛しくなったら抱き締めることが許されていた大切さに今更気付いた
もう何も許されなくなった今に…
いつでも言えた言葉は禁句になってしまった今に…

プライドは捨てちゃいないけれど カッコつけてるばかりじゃダメで
恋心とは僕が考えてた以上に厄介で
もしかしたら人生最大のお荷物なのかもしれない

カッコいいと思っていたことはカッコ悪くて
カッコ悪いと思ってたことがホントはカッコ良くて
恥ずかしくて「愛してる」も言えなかったことが本当に恥ずかしいことで
恥ずかしい言葉は最高にカッコいいセリフで
時にはプライドだって捨ててハメ外すことが真の勇気で

「たった一つの愛も護れないで何がプライドだ…」
一人呟いてみたところで切なくなるだけ
そんなこと解ってるから辛くて
君はもう戻ってきてはくれないだろうってことも解ってる
だから悔やんでて でももう遅くて

口にすることを禁じられてしまった言葉 心の奥に押し込めてしまっていた言葉
君に届くことはなかっただろうね…




 

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