ゴミ詩T

□思い出の風化
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【思い出の風化】



あなたとの思い出がどんどん遠退いていく
今 私とあなたの距離はものすごくあるから…

私はあなたのところまで行けない
あなたも私のところまで来れない
だって私とあなたは住んでる世界が違うから
上の住人と下の住人…まるで世界が違うから

マンションの2Fと1Fよりも
ビルの屋上と玄関よりも
山の頂上と地面よりも
もっともっと離れているから
ずっとずっと離れているから

大切な思い出が去っていってしまう
楽しい思い出が…
いつかまた会えることなんて望まないから
お願いだから思い出よ 行かないで…

せめてあなたは忘れないで?私との思い出を…
例え忘れても…私が居たということを忘れないで?
そして どうか健やかに過ごして下さい…

それでも またいつか会う日は来るんだろうな…
10年後か100年後か知らないけど またいつか
でも 私があなたに会いに行くのは叶わない

だってあなたは下の住人だから…





 

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