ゴミ詩T

□君のトコロへ
1ページ/1ページ



【君のトコロへ】



真冬の朝に君を見た 僕が今居るこの広い建物の窓の外

どしゃぶりの雨の中で 君はまるで綺麗な女神のように天に祈っていた
その美しい外見に似合わない悲しい目で 君は一瞬僕を見た
大丈夫 明日になったらきっと逢えるから

君との思い出が鮮明に浮かび上がってくる
旧友のように語りかけてくる
あの頃の遠い笑い声 今じゃケンカも懐かしい
もし君が笑いかけてくれないのなら せめて君とケンカがしたい
弱気な僕を叱って下さい

今日は雨 だけどこの雨もすぐに止みそうだ
雨が止んだら逢いに行くから それまで僕のことを待っていて
君のその目は一体何を思っているの? 流す涙は何を語るの?
大丈夫 僕等の明日は明るいはずさ

君との思い出は鮮明に浮かび上がってくる
昨日のように浮かび上がってくる
あの頃の遠い笑い声 君の笑顔が懐かしい
少したったら逢いに行くから 君のトコロへ逢いに行くから
弱気な僕を抱いて下さい

雨も止んだしそろそろ逝くね
眠り起きたら逢えるはず
だから待ってて きっと待ってて
そして笑って一緒に歩こ?




 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ