ゴミ詩Ⅱ
□拝啓、地獄よりお伝えします
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【拝啓、地獄よりお伝えします】
もしもし？
聞こえますか？
顔も名前も知らないあなた
お願いです
助けて下さい
私？
私は今、真っ暗な部屋にいます
理由ですか？
そんなの、私にもわかりません
ある日気が付いたらここに居ました
手足に枷が付いていて出られません
いくらか抵抗したのと
アノヒトにつけられたのとで
体は傷だらけです
もうすぐ蛆が涌いてきそうです
『アノヒト』が誰かって？
それは…
ああ、またアノヒトが来ました
私を傷付けに
今日は…鋸を持っていますね
今日こそ殺されるんでしょうか？
嫌だ イヤダ
どうしてそんな目で私を見るのですか？
「アソビマショ」なんて
語尾にハートが付くような甘い声で
どうして ドウシテ
私が何をしたと言うのですか？
誰か助けて下さい
痛い イタイ
遠くに私の腕が落ちてます
タスケテクダサイ
モシモシ？
まだキコエテマスカ？
ワタシの断末魔が聞こえてマスカ？
私が悪いコトしましたか？
私に罪があるのデスカ？
何故ワタシの足はないのですか？
ナゼ目の前のコノヒトが持ってるのですか？
イヤダ
ドウシテ
イタイ
タスケテ
ドウシテ死ななきゃイケナイのデスカ？
ドウシテ ドウシテ ドウシテ
モシ モシ？
キコエテ マス カ？
ダレ カ
コノヒト ヲ コロシ テ クダ サイ
ワタ シ ヲ タス ケ テ クダ サ イ
モシ モ シ ？
モ シ モ シ ？
キ コ エ …
（コノヒトゴロシ）