ゴミ詩U

□I loving your beautiful eyes(only eyes ver.)
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【I loving your beautiful eyes(only eyes ver.)】



「君の瞳に恋してる」

「何それ?かっこ悪っ」

「ごめんね、こんなベタなことしか言えなくて」

「…別にいいけど」

瞳がすごくキレイだった
笑った瞳が 泣いた瞳が

瞳に惹かれて始まった
君の瞳との大恋愛

いつも瞳を見てた
本当に瞳に恋してた

最初から違った

君じゃない

もっと笑って もっと泣いて

"好き"?違う、"狂おしい"

「ねぇ、君の瞳、頂戴」

「え…?」

――傷だらけの君を見下ろす
ナイフは紅で化粧をする

「ごめんね、こんな歪な愛し方しかできなくて」

涙目で「嫌…」
ほら、その瞳がまた狂わせる

口や鼻や腕、足、腹
鮮血に包まれる肌

「大丈夫、目は傷付いてない」

「あああ!」

「大丈夫、目はまだキレイ」

返り血――拭うのも忘れてた

もうほとんど光を失った瞳もキレイ
最後の一振りを静かに捧げた

コロコロ…掌で転がす
キレイなソレ

今までにない笑顔が張り付いた

でももう笑った瞳は見れない
だからもう泣いた瞳も見れない

だけどもう他のモノを見ない
だから真っ直ぐこっちを見てくれる

愛しくて 余りに愛しくて
そぅっと口付ける

ねっ 言ったでしょ?

「キミノヒトミニコイシテル」




 

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