ゴミ詩Ⅱ
□I am pretty pet
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【I am pretty pet】
わかっちゃいるの 何もかもオアソビだってことくらい
だけどしょーがないじゃない？
『恋愛は惚れた方が負け』は伊達じゃないってコト
また浮気？もう、慣れちゃった
文句なんて言わないわ 黙って貴方に尻尾ふる
忠実なシモベ演じていれば 今日も性器(エサ)くれるから
にがぁいミルクを飲み干せば ご主人様は褒めてくださるワ
熱烈な愛撫の後 グチャグチャベッドでご就寝
残り香が心地よいアロマ
でも知らない香水がちょっと痛いの 胸がキュウって痛いの
貴方のポケット 真っ赤なルージュが出てきても見知らぬフリ
そっと静かにしまいましょ
また浮気？もう、……
文句なんて閉じ込めて 黙って胸の奥鍵掛けて
可愛いシモベ装ってれば 今日の性器(エサ)にありつける
にがぁいミルク…涙の味しかしないの なんで？
もっともっと淫らにシテ もう自分を忘れちゃうくらい
文句なんて言わないわ だって負けたの私だもんっ！
それでも貴方のペットの中で一番でいたいのよ！
他の子はこんな声で鳴いてくれる？他の子はこんな眼でねだってくれる!?
平等なんて嫌い、きらい、キライ！
神様、恋の神様 世の中を公平にしないでくださいな
「もっとちょうだい、窒息するまでちょうだい
まだまだミルクが足りないの、溺れるくらいタップリちょうだい」
必死にしがみついて懇願するの 泣きじゃくる子供みたいに
わかっちゃいるの これも貴方のオアソビ
所詮私は大勢の中の一人だってコト
一番可愛いペットになるために 今日もふりふり尻尾ふる
他の子よりちょっと多めにエサがもらえれば上出来ね
全部オアソビ いつかは捨て犬
だけどしょーがないじゃない？
『恋愛は惚れた方が負け』の法則は絶対的な心の呪縛
全力で尻尾ふる その姿がいくら無様で痛ましくても
全身全霊をかけた悲しい習性 腐り落ちるまでふりふりふり♪
真っ直ぐひた向き負け犬人生 ただ捨てられるその日まで