その他

□神すら届かぬ
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「無理、すんな」
古泉に囁くと、こいつは小さく微笑み、俺にのしかかる。
「ありがとう」
弱弱しく呟く古泉の声を聞いて俺はちっとも安心できなかった。
どうせこいつは、また無理をする。そうに決まってる。
こんなになるまで自分を省みずハルヒに誠意を尽くす古泉。
そこまでして、神に仕える必要なんか、無い筈だ。
…俺は、ハルヒに静かな怒りを感じた。
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