その他
□神すら届かぬ
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「笑顔が癖なんだ」
自分を暗示かけるようにそっと呟く古泉。
その表情は、いつもとは違い爽やかな笑みを浮かべず、目は虚ろで何処を見てるかわからない。
それどころか、生きているのかどうか、その表情からは伺うことが出来なかった。
これは…生きているのか?
そう不安になった俺は、屍のようにさっきから動かない古泉を抱きしめた。
どうしてそうしたのかはわからない。
少なくてもこのままほっとくほど俺は古泉のことをどうでもいい奴とは考えてはいなかった。
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