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□伝えたい言葉
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「そうかい?俺も銀さんの事好きだぜ。」


笑って社交辞令みたいに返すなよ。





「……そぅじゃなくて…。」





小さく否定した言葉は急に降りだした強い雨に簡単にかき消され、行き場の無いもどかしさがだけが残った。





慌てて洗濯物を取りに行く後ろ姿を横目で追いながらも、彼の口から出た言葉は悪いもんじゃなかった事に安堵する。








今は意味合いが違えとも、いつかは同じ想いでいられるように………。






end
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