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□本心はどこにある？
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「ワクチンを受け入れてくれるな？」
「ただサル、お前のように能力が強すぎる者には多少副作用が出るかもしれない。大丈夫か…？」
「だけど我々も必ず最善の手は尽くす。安心しろ」
大人達の言葉に、サルはふわりと笑ってみせる。それは大人達にとって初めて見た笑みだ。
「後悔なんてしないよ。決めたんだ。普通の子供になって、ボク達も“大人”になるって」
「そうか、ありがとう…」
あまりの変わりように驚きを隠せず、やっと出した言葉はそれだった。しかし、すぐに立ち直りサルの肩を優しく叩く。
「大丈夫だ、きっと“大人”になれる」
そしてセカンドステージチルドレンは、ワクチンを受け入れた。
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