□本当に分かってる?
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「好きだよぉってばぁ〜!ねぇ、分かってるの?」

不機嫌そうに頬を大きく膨らませるサリューに、ガルシャアもヴァンフェニーも大きく溜め息をつく。

「分ぁってる!何度も言わなくても聞こえてるっつーの!」
「早く授業に行かないと遅刻するよ?サリュー」
「ガルシャアもヴァンフェニーも本当に分かってる?じゃあね!」

ぷんぷんとでも聞こえてきそうな膨れっ面で教室を後にするサリュー。ずっと教室の外で待っていたフェイが後を追う。

「またあのフェイ、サリューに付いて来てたのか…」

ガルル…と特徴のある口癖が、今日はいつもより腹立たしそうだ。ヴァンフェニーはそれを聞き流して、普段と同じように腕を広げる。

「まぁ、あの2人がくっついたらそれはそれでデステニー」
「…………あぁ」

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