ダークシグナー編
□TURN-44
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「いただきま〜す!」
夕飯ができたのでみんなは食べ始める。
ちなみに夕飯はシチューとパンである。
龍亜と龍可は顔を見合わせる。
“グルルルル〜”
龍亜のお腹が盛大に鳴った。
2人はシチューを食べる。
2人の顔が明るくなった。
「おいしいよ、このシチュー!」
「うん、うまい!」
「セキュリティの兄ちゃんが作ったんだぜ」
タクヤたちが言った。
全員が牛尾の顔を見たので、牛尾の顔が赤くなる。
「おいしいシチューをありがとう!」
「ありがとう!」
子供たちが礼を言う。
遊「咲羅が作ったんじゃないのか?」
遊星が隣に座っている咲羅に尋ねる。
『ん?私は材料切りとマーサと世間話』
遊「世間話?」
『そう、世間話。ね、マーサ?』
マ「ああ」
2人はニコリと笑いあった。
遊星は2人を不思議そうに見た。
*
しばらくした後、遊星が口を開いた。
遊「今度の戦いで勝つことができたら、シティとの間に橋がかけられる。そうすれば、差別もなくなる」
遊星は子供たちを見回す。
遊「お前たちの未来は確実に変わる。なりたいものになれる時代は来る」
「遊星カッコイイ」
タクヤが言った。
牛「(そうだなぁ・・・もしかしたらいつかあいつもセキュリティに。俺も・・・)」
狭「?」
牛尾は狭霧を見るが、目が合い思わず逸らしてしまった。
すると突然雷がハウスの近くに落ち、窓ガラスが割れた。