ダークシグナー編
□TURN-42
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遊星はゴドウィンの家の部屋におり、外の景色を見ていた。
“ダーク・シグナーとは亡者の魂が能力に目覚めた状態なのです。すなわち、彼らはすでにこの世の者ではない”
遊「鬼柳・・・」
遊星は拳を強く握り締めた。
その様子を龍可とアキが見ていた。
アキ「苦しんでいるのね」
可「え?アキさんにも分かるの?遊星の気持ち」
アキ「ええ、遊星は人と人との絆を何よりも大切に持っている。だからこそ、親友がダーク・シグナーになってしまった事を本当に辛いでしょうね」
可「遊星、かわいそう・・・」
可「そういうあなたはどう?戦う覚悟はもうできているの?」
アキは龍可に尋ねる。
可「私なら大丈夫。だって・・・戦う理由があるから」
龍可はエンシェント・フェアリー・ドラゴンを思い出す。
アキ「(こんな小さな子まで・・・)」
可「あっ遊星!」
龍可は部屋に入ってきた遊星に声をかける。
遊「すまない、一人にしておいてくれ」
そう言って遊星はそのまま部屋を出て行き、アキも部屋から出て行った。
可「遊星・・・」
階段からジャックが遊星を見下ろしていた。
*
ゴドウィンはイェーガーと連絡を取っていた。
ゴ「そちらの手筈はそうですか?」
イェ「万事、滞りなく。ヒッヒッヒッヒッヒ」