ダークシグナー編
□TURN-32
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咲羅たちはダイダロスブリッジ手前にある廃屋がたくさん並ぶ所に来た。
ラ「誰もいない」
みんなは辺りを見回す。
雑賀「待ち合わせ場所はここでいいのか?」
ナ「ああ、間違いない」
雑賀はナーヴに確認をとる。
タカ「まさか遊星とクロウ・・・セキュリティに捕まったんじゃ!?」
ナ「バカ!縁起でもない事言うな!」
するとエンジン音が鳴る。
ラ「あ!来た!」
奥から遊星とクロウが姿を現す。
ラ「おーい、遊星!」
ラリーが声をあげると、屋内から子供がたくさん出てきた。
ク「なんだよお前ら!人の顔見りゃ“お土産”“お土産”って!昼間会ったときにやっただろうが!」
「いいじゃーん!」
「くれよー!」
子供達からブーイングの嵐が来る。
ク「あー分かった分かった。お土産はねーけど、ニューキングを連れてきたぜ!サテライトの英雄、不動遊星だ!」
クロウが遊星を紹介する。
遊星の周りに子供達が駆け寄る。
ク「あーこらこらお前達、汚い手でキングに触んなよ。バチがあたるぞ」
クロウの言葉を無視して子供たちは遊星にサインなどをねだっている。
ラ「あのガキ共どこに隠れてやがったんだ?ずうずうしいったらありゃしない」
『まぁまぁラリー。クロウは昔から身寄りのない子供達の世話をしてたからね。クロウが帰って来たときだけ外に出るようにしてるんじゃないかな』
咲羅はラリーを宥めた。