ダークシグナー編
□TURN-30
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ク「このクロウ様が捕まるかよ!」
クロウという少年はガラスを突き破り、外に出た。
クロウの真下にはDホイールがおいてあるセキュリティのトラックの上だった。
ク「ブラック・バード!」
クロウはデュエルディスクを外し、Dホイールに装着する。
ク「わざわざコイツを運んでもらって悪かったな。逃げるにはどうしてもこいつが必要なんでね!」
クロウはDホイールを走らせる。
「早く閉めろ!」
フェンスが閉まっていく。
だがクロウはかまわずに突っ込んでいく。
フェンスは閉まったが、クロウはフェンスの上を楽に飛び越えた。
「逃がすな!早く門を開けろ!」
クロウの後ろからセキュリティが追いかけてくる。
ク「こいつの性能をなめんなよ!」
セキュリティはクロウに追いつけない。
「く・・・っ!追いつけん!こんな失態がバレたら、牛尾先輩に何と言われるか。ならば、スピード・ワールド強制発動!」
<デュエルモードON。オートパイロット、スタンバイ>
ク「やろうってのか?ライディング・デュエルに持ち込めば、強制的にスピードがセーブされる。俺に追いつく方法はそれしかねぇからな」
「「デュエル!!」」
「私のターン!“ゲート・ブロッカー”を守備表示で召喚!(DEF:2000)さらにカードを3枚伏せてターンを終了する」
ク「俺のターンだ!何、俺のSカウンターが増えてない!?」
「残念だな。フィールドにゲート・ブロッカーがいる時、相手プレイヤーはSカウンターを増やす事ができない!」
ク「なるほどな。セコいカード使いやがって」
「(なめるなこそ泥。この3枚のカード、その1枚は相手モンスターが攻撃してきた時、そのモンスターを破壊する“炸裂装甲”。もう1枚は相手の罠・魔法カードを破壊する“砂塵の大竜巻”。最後の1枚は、奴がモンスターをリリースして上級モンスターを召喚した時、そのコントロールを奪う事ができる“インター・セプト”。この3枚があれば、モンスターの攻撃、罠の発動、上級モンスターの召喚、すべてにおいてお前の動きを封じられる!絶対に逃がさん!)」
セキュリティは自信満々に思っていた。