ダークシグナー編
□TURN-30
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ゴ「一つ聞かせてください」
ゴドウィンは遊星に言う。
ゴ「遊星、君はなぜDホイールに乗るのですか?」
遊「お前に答える必要はない」
遊星は素っ気無く答える。
ゴ「この橋は、シティとサテライトを結ぶはずでした。あなたが自らの手でDホイールを作りあげ、海を越えてきた事に私は強い運命を感じます。いつの日か、この橋を繋ぐのはあなたなのかもしれませんね」
遊「お前の権力があれば、この橋を繋げられるはずだ」
ゴ「それはできません」
遊「なぜだ?」
ゴ「サテライトの災いをシティに繋ぐ事になるからです」
遊「サテライトの災いだと?」
ゴ「あなたに本当の事を話すときが来たようです」
*
「オーライ、オーライ!」
警備員たちは黒いDホイールを運んでいる。
「もう少しだ」
男のデュエルディスクがチカチカと光る。
ク「ん?あいつらちゃんと運んでくれたようだな。こんだけの荷物だと、さすがに来た道は使えねーしな」
男が横道を見て、ゴーグルを着けると、赤外線センサーがたくさん設置してあった。
ク「しゃーねーな、行くか!」
男がその道を走ると、警報が鳴り響く。
「何だ?」
「保管庫の通路です」
「監視カメラには何も映ってないぞ!」
「チャンネルを切り替えます!」
切り替えると男が走っていた。
「ダミー映像か!?緊急事態!保管庫に侵入者!全職員は捕獲にあたれ!繰り返す!」
「いたぞ!こっちだ!」
職員は男を見つける。