恋愛加速度

□Pace.01
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ほんと


私にはどうでもいい事だったんだ



ただ、偶然その時は

すごくお腹が減っていて
模試の結果が芳しくなくて
生理の真っ最中で
切り忘れた前髪が鬱陶しくて
ちょっと鼻づまり気味



そんな小さなモヤモヤが不幸にも重なっていて



そんな時、彼らが目についた


そう、それだけのこと。




だからこの日彼と出会ったのは、そんな災厄の一つだったんだ














そして私は崖下を窺う暇もなく、見えない力に責っ付かれて





未知の世界に突き落とされる事になる



それは万有引力の法則に従い、私をどんどん吸い込んでいくが






今はまだ、初速度のお話。














恋愛加速度
レンアイ カソクド


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