Short

□◎プラネタリウム
1ページ/10ページ

夏も終わりに近付いたある日の夕月夜。


「また明日ね」と別れの言葉を交わす子供の声が響く。


見上げるとうっすら月が出ている。


遠く遠く、この宇宙(そら)のどこかに 君はいるんだろう…


あの頃、一緒に過ごす毎日が当たり前だった。


当たり前すぎて本当に大切なモノを見失っていた。


「また会おう」と別れたあの日からいくつかの夏が過ぎていった…
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ