Ge×3

□少夫廉恥
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掌に納まる幼い性器は、
確かに自分と同じ性別を表す。

しかし無知なそこは色も浅く、
快感に震えても尚形は不完全。
何にも遮られることの無い性器は、
そのままの肌色をしていた。

これと同じものが自分に
付いているとは思えない。
何故に、こんなにも、
こちらは無垢に卑猥なのだろう。



「ひっ、や…あ!」



先を摘むように触れれば、
無意識か滑らかな太股を閉じようとした。
もちろん俺はそれを制した。
両膝を差し込んで。

半ばM字のまま布団に倒れた鬼太郎は、
全てを俺に捧げる体勢となる。



「ほら…濡れてきた。」

「ふあ、あっ、あ…!」



幼い陰茎を上下に緩く擦ると、
桃色の小さな亀頭には滴るように、
先走りの液がとろりと垂れ始める。
俺はその鈴口から溢れる液を誘うように、
親指の先でくりゅりと刺激を促した。

快感が強いからか、鬼太郎の腕が
自然と俺の頭を抱いていて。



「鬼太郎…」

「ひ!ああっ…や!」



目の前にある熟れた恋人の胸飾りを、
放っておく馬鹿はいない。

歯先で乳輪ごと軽く噛んでやると、
鬼太郎は更に頭を抱え込んだ。
細い腕が必死にしがみついてくる。

それは性的快楽に堪える故の
無意識な行動だとはわかっている。
しかし、それがまるでもっと欲しい
などと求められているようにも思えて。



「あ!あ、…も、出るぅ!」

「ダメだ…まだこれからだろ?」



キュッと根本を戒めてやれば、
幼さの中に色を求めた、
実に不満そうな顔をして。

俺はその顔をニヤリと見送りながら、
先走りで濡れる自分の指を舐めた。

そう、まだこれからなのだから。



「鬼太郎、枕貸せ。」

「え、あ…はい。」



決して柔らかいものでは無いが、
これが有ると無いでは格段に
鬼太郎への負担が違う。

枕を受け取り腰を浮かせれば、
布団と鬼太郎の腰の間へと収める。



「あ、蒼兄さん…こんなっ…」

「恥ずかしいか?」



脚を閉じることも許されず、
腰を浮かせたことにより入口を
曝すその姿を、鬼太郎は恥じる。

本来幼い子供なら何の気なしに
できる行為を。

その先を、知っているから。



「でも、我慢してくれ…な?」

「っ…はい。」



覚悟を決めたように、
鬼太郎は目を閉じた。
そして充分に濡れた右手を宛がうと、
ひくりと身体が震えて。

入口を撫でるように人差し指で、
唾液と先走りを塗り込める。
少し突起したそこを、
くるりくるりと撫でるように。



「っ…ひ、んあ…あっ!」



体と共に、徐々に緊張の
抜けてきた菊門に、
指先だけを入れる。

しかし体に似合う、小さな入口。
だからか、鬼太郎は第二関節で
顔をしかめた。



「い゙っ…いたっ、い…!」

「痛ぇか?」



何度が指を行ったり来たりさせるが、
布団を握り締める鬼太郎の腕には、
じんわりと汗が浮かんで。

俺は痛みを与えたいわけではない。
この幼い可愛い恋人を、
快感に引きずり落としたい。

その生温い自分勝手な欲望が、
俺の頭に働きかけた。



「じゃあ、もう少し濡らすか。」

「っ…え?、あっ…!」



指を引き抜くと、
若過ぎる体の穴は、
すぐに形を崩さず戻る。
やはり入口は狭いようだ。

「ちょっと俯せてみろ。」
俺の言葉に鬼太郎は
素直に応える。

四つん這いになり背中を向けた
鬼太郎の両足首を掴んで、
身動きを封じて。



「あ、蒼兄…さん?」



少し怯えたような顔も可愛い。

しかし、この顔が快感に歪めば、
どんなに可愛いか。

それが見たくて俺は、
鬼太郎の股へ顔を寄せる。
その先程閉ざされた入口へ、
唾液を籠めた舌を差し入れるために。






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