Ge×3

□SSS
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*多種カプ混在

*死ネタとか暗いのが
うじゃうじゃなバトンです。











深い闇へご招待


頭文字を繋ぐお題、あなたは何を繋ぎますか…?




み込んだら最期(蒼坊主xゲタ吉)


「僕はアンタを一生離さないよ?蒼さん。」
「…ああ。」
「逃げられないんだよ?」
「ああ。」
「死んでもだよ?」
「ああ。」
「永遠に僕と一緒なんだよ?」
「ああ。」
「…嫌じゃないの?」
「ああ、それはお互い様だろ?」


一生離れられない?
上等だ。



しみの螺旋階段(黒鴉x高山)

「上れば僕たちは哀しみから
逃れられるんでしょうか?」
「…それは無いと思いますよ。」
「じゃあ、落ちたらどうなるでしょう。」
「…哀しみのどん底、とやらにでも
行き着くのではないでしょうか。」
「じゃあきっと今よりは
マシなんでしょうね。そこは、」
「…えぇ、そうでしょうね。」


どちらにせよ僕達は、
哀しみから逃れられやしないのに、
在りもしない非常階段をまだ捜している。



みは辛くとも(蒼坊主x黒鴉)

「貴方に痛みが及ばないのなら、
私はそれでいいんです。」
「…そうか。」
「私など死ぬべき存在なんですから、
どうか…気にしないで下さい。」
「わかった」
「貴方が…無事だった貴方が、
そんな顔、しないで下さい。
傷より…心が、辛い…」
「わかった、わかったからもう喋るな…!」
「大丈夫、ですよ……す、ぐ………」


私は、貴方のいない、無の世界へ



む事の無い雨は(蒼坊主x高山)

「無ぇよな、そんなもん。
でなきゃこの世は今ごろ水びたしだ。」
「はは、…本当ですね。」
「大丈夫、明日はきっと晴れるさ。」
「……そう、ですね。」
「どうしてそんなこと言い出したんだ?」
「別に。ただ、何となく…」


雨が降り続けば、
貴方が行ってしまわない。
そう思っただけ、ですから。



つけられない、君が遠い(ゲタ蒼)

「どうして?ホラ、蒼さん。
僕は此処に居るじゃないか。
ちゃんと見えてるんだろ?」
「……ああ。…でもお前が、
何だか遠いんだ……遠い。」
「じゃあ、抱きしめてあげるから。
ね?ほら、おいでよ。」
「……。」
「…何?まだ…足りない?」
「ああ、足りねぇな。だから…」
「…わがままだなぁ」


君が遠い、見えない、感じられない。
だから今すぐ、此処で抱いてくれ。



屋に満ちる月明かり(黒鴉x蒼坊主)

「おい、見てみろ黒鴉。今夜は部屋の
中にまで、月明かりで影が出来てる。」
「ああ…そうですね。」
「すげぇな…ほら、今も
障子に俺達の影が。」
「そう、ですね……蒼坊主殿、」
「ん?…………あ、」


ふたつがひとつになった、月影。



†"めんなさい"と続く言葉は(蒼高)

「…ごめん鬼太郎。」
「………嫌です。」
「ごめん、本当に悪かった。」
「そんな土下座なんか、
して欲しくないです。」
「…でも俺は謝るしか無ぇから。」
「……どうして、」


どうして好きだとは
言ってくれないんですか



刑宣告(蒼高と黒高で蒼坊主vs黒鴉)

「安心して下さい。
仮に貴方が死んだとしても、
鬼太郎殿は私が幸せにしますから。」
「随分と言うな…でも、
それなら俺は絶対に死ねねぇな。」
「…どういう意味ですか?」
「お前に鬼太郎を取られるって考えたら、
死んでも死に切れねぇ。ってことだ。」
「なら私が殺して差し上げますよ。」


殺伐とした空気の中で、
愛情にギラつく瞳だけが輝いていた。



謡いのバラッド(黒x蒼x黒)

「…おい、飲み過ぎだろ黒鴉。」
「大丈夫です酔ってなどいませんよ大丈夫」
「酔ってねぇって…足元も
覚束ねぇ奴が何言ってやがるんだよ。」
「大丈夫ですよほら呂律だってちゃんと
回っているじゃあないですか何なら証明
してみましょうかねぇ蒼坊主殿」
「そ、そこまで言ってねぇけど…」
「好きです」
「は?」
「好きです蒼坊主殿好きです好きですよ」
「お、おい…いい加減に」
「いいえ私は正気ですから言いますよ
貴方が好きです好きなんですすごく
愛しています今も貴方に触れたくて
触れたくて触れたくてしょうがない
愛しています好きです好きなんですよ
ねぇ蒼坊主殿ほらこちらを向いて下さい
どうしてそんな赤い顔を背けているの
ですか私は蒼坊主殿を好きなんですよ」


延々と続くあいのうた



ーゲットは…(蒼ゲタ)

「狙われたフリをして、実はそいつが
相手を狙っているんじゃないかな…
なんて、考える時があるんだ。」
「つまり、確信犯って奴か?」
「そう、それだよ。虎視眈々と
相手を狙ってるくせに、
自分からは絶対動かないんだ。」
「なるほど。」
「何も無いフリをして、
ただ狙われるのを待つんだ。」
「つまりお前みたいな奴、だろ?」


よくおわかりのようで。



る理由は(高山⇒ゲタ⇒蒼兄⇒黒鴉の順)

「僕が嘘を吐く理由………ごめんなさい、
正直に言います。わかりません。
でも僕は理由も無く嘘は吐けませんよ。
だって僕はそんなに賢くないですし、
何より父さんが悲しみますから。
でももし僕が嘘を吐いて誰かの為になる
なら、僕は嘘も吐けると思います。」

「俺が嘘を吐く理由?
そんなの楽だからに決まってるからだよ。
本当のことなんて言っても得にならないし、人の本心は元々見えないものだからね。
まぁよくそんなんじゃ愛してもらえない
とか、阿呆な奴が説教垂れてくるけどさ…
正直に言って愛してもらえなけりゃ、
どうすりゃいいんだよ。ね?だから俺は、
これからも嘘を吐くよ。ずっと、ね。」

「俺が嘘吐く理由か?んー…そりゃあ
俺にだって言いたくねぇことぐらい
あるし、黙ってるわけにもいかねぇだろ?
それに、俺が正直になって暗くなったら、
皆が変に思うだろ?それが嫌なんだよ。
まぁだからって嘘吐いていいわけじゃねぇ
けどな。」

「私が、嘘を吐く理由ですか…
ヒトの言葉を借りるなら…嘘も方便、
でしょうか。時には真実を語るよりも、
嘘の方がいいという場合がありますから。
特に私にとっては、真実より嘘の方が
有り難いことが多いですし…例えば?
…今の、あの人への思いなど、
でしょうかね。」


嘘の数だけ、思いがある。









頭文字をすべて繋げれば……

深い闇へご招待

おや?
迷われましたか…?


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暗い…でも楽しかったです。笑

得に蒼坊主vs黒鴉あたりテンションが
ヤバかったのを覚えています(^^)

実は2週間くらいかけて書いてた
拾いものバトンでしたwww



お帰りはBackで! 豆千代
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