過去拍手
□lost in blue
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『ね､俺もうすぐ死んじゃうかもしんないけど､あんま悲観的に考えたくないの｡
あっ､俺が今死んで､生まれ変わって今年生まれたら､瑠樺と何個差だろ？
…んーっと､３０個差!?
うわー､すごくない!？
でも喋れるようになるのは３歳くらいだから瑠樺と話せるようになるまで少なくとも３３年はかかるね｡
ふふっ､生まれ変わって喋れるようになったら､瑠樺のことなんて呼ぼうかなー!?
３０個も離れてたら多分呼び捨ては無いでしょー｡
んー､やっぱ年上だから､さん付けで瑠樺さん?
えー､でもやっぱ違和感ありすぎ!!
それとも､るったん!?ポカン様!?
どれもしっくりこないんだけど!!』
そういって､あいつはいつものように､口に手あてながら爆笑したんだ｡
ほんと今から死ぬって様子なんて全然感じさせない位にだぜ？
だから､俺言ったんだよ､
(今思えばすっげー無神経な発言だけど)
『お前これから死ぬのに辛くねぇ？』
って｡
そしたらあいつなんて言ったと思う？
『大丈夫!!
でも､死ぬのはやっぱ辛いけどね｡
でもね…』
『 』
そう割り切ったように笑って言ったアイツは､ほんと顔は女みてぇな顔付きしてんのに､中身はほんと強いヤツだなって改めて思った｡