風ノ行方

□act.11
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ルーピン先生の部屋に集まってきたダンブルドア校長、マクゴナガル先生、そしてスネイプ先生。


「気をつけるように言ってあったはずじゃが?」

「す…すみません……」


ダンブルドアがあたしの顔を見て言った。
もう謝るしかないです…


「校長。今はそんな事よりもブラックの話を」


スネイプ先生が口をはさんできた。


あぁ…
そういえば…
ん〜どうしよっかなぁ。

いまだに立ったままの先生達と同じように、イスから腰をあげてまっすぐにダンブルドアを見据えた。



「そうじゃな。このメンバーに言える話か?」


このメンバー。
つまり、ルーピン先生とスネイプ先生。
あたしが過去と未来を知っているということを知らない。



「構わないですよ。シリウス・ブラックと会った時の話をすればいいだけですよね?」


にっこりと笑って答える。
その場にいる誰もが黙り、あたしの言葉を待っていた。



「そうですね…あれはハリーとルーピン先生と別れた後、寮の部屋に戻ろうと思ったんです。そしたら目の前にいたんです。シリウス・ブラックが」


別に寮に戻ろうとした訳じゃないけどね。


「たまたまバッタリ出くわしただけなんですよ」

「何やら話をしたとのことだが?」







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