風ノ行方

□act.4
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「あの・・・マクゴナガル先生」

「待ってましたよミス.クロス」



キィと開けたマクゴナガル先生の自室のドア。
開けてみると、紅茶を飲みながら読書をしている優雅な姿。
新学期が始まる前だからか、映画で見るのとは違い、髪を右耳の下で軽く結わえていた。

新学期まであと2日しかない。
切羽詰った状況で、毎日毎日2年分の魔法を勉強しているのだ。
そのため、わからない部分は各担当の先生に聞いて回っている。

ただ、今日は違った。

マグゴナガル先生に呼び出されたのだ。



「さぁ、中に入って。そこのイスにおかけなさい」


促されて、イスにかけた。


「どうですか?そろそろその姿には慣れましたか?」

「あ、えぇ。キャンディーは夜8時に舐めることにしているのですけど、1度忘れてしまいそうになりましたが、この姿でいる事にはあまり支障はありません。心配していただいて、ありがとうございます」



実際には1度忘れて、体が元に戻ってしまった事があるのだが・・・
キャンディーにはダンブルドアが魔法をかけてあったのであろう。
舐めた途端、元に戻った体もまた縮んだ。
ちなみに、きっかり何時間で元に戻るかの検証をした結果、24時間半。
常に決めた時間に舐めるようにしていれば、途中で戻る心配も無いだろう。








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