夢日記


□愛しい
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「小太郎、おかえり!」




俺が玄関の戸を開くなり、彼女は満面の笑みを見せてくれた。




「ただいま」




俺が頬をゆるめたまま返すと、そいつは少し頬を紅潮させながらさらに嬉しそうにする。


なんてかわいい奴なんだ……!



今にでもこいつとニャンニャン……、
いや、それはまだ早すぎるか……



せめて、その、

ちゅーぐらいさせてほしい……



そんな欲ばかりの考え事をしている間にも、目前にいる、まだ少女ともいうべき彼女はこれまたかわいらしく小首をかしげた。



や、やめろ……!
我慢ができなくなる……!!



って…………、



ああ……



自分が情けない……



「小太郎……、どうしたの?」




どうやら俺はいつの間にか難しい顔をしていたらしい。



不安にさせてしまった。



俺が、

俺が不甲斐ないばかりに……!!!




「いや、別になんでもないんだ……、すまないな……」




俺はそうやって瞬時ににごした。




その時だった。


            
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