本紹介
管理人の推薦本です。
レビューは管理人の主観のあらすじとなっているかもしれませんがご了承下さい。
紹介文については、なるべくネタバレにはならないように書くつもりではいますが、一応ご注意ください。
◆最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話
最後のパレード 「ディズニーランドで本当にあった心温まる話」
中村克
紹介文
誰もが知っているディズニーリゾート。
誰もが夢をみつづけます。
そこには感動の本当の出来事があります。
ディズニーでは誰もが心が温まり、優しくなれます。
だからそこでは本当の物語が潜んでいるのかもしれません。
この本はディズニーの魅力だけでなく、本当の人の温かさに触れることができます。
読書時年齢……18才
読書期間……H21.4.19(1日)
補足
あっという間に読んでしまいました。
私は、ディズニーが好きなので、いくつか知っている有名な感動の話が混ざっていましたが、何度聞いても感動します。
なぜなら、嘘偽りではなくそこには真実の物語が隠されているからです。
誰もが優しくなり、誰もが笑顔になります。
ディズニーでは夢を大切にしてくれます。
悲しい顔はご法度なのです。
そのため、あくまでキャストに与えられているのは基本マニュアルであり、人を幸せにするためのマニュアルは存在しません。なので、本当の人の優しさに触れることになります。だから、みんなが笑顔でいられるのではないのでしょうか。
この本はテーマパークという枠を超えて、人の温かさに直接触れることが出来るものだと思いました。
2009/04/19(Sun) 11:07
◆リセット
リセット (新潮文庫)
北村 薫
レビュー:
「……また見ましょう。あと三十三年、生きて」
三十三年の周期で訪れるしし座流星群。もう一度あの星空を一緒に見たい人がいた。
『時』は全てを奪っていく。戦争で生き残った少女、昭和の時代に不思議な出会いをした少年。人間は二つの人生を抱えきれない。それでも星はまためぐるから――
紹介文:
失われた時間は返ってくるわけではありません。もう一度同じ『時』の上で人生をやり直せるわけでもありません。過去は取り戻せないけど、新たな『時』が廻ります。それでも『今』の『自分』としてこの『時』を歩めるのは今の自分だけなのです。“想いは時を超える”このような形の“リセット”があってもいいと思います。
この本からやさしい『時』を感じとってください。
読書時年齢……15才(高1〜高2)
読書動機と補足:
高2のNHK杯朗読部門の課題図書の一つでした。私は以前に北村薫さんの作品を読んで気に入ったのですぐに飛び付きました。
内容が濃いものだと思いました。
ただ賛否両論の作品だとは思います。
私はこのような作品が好きなので楽しむことができました。
『スキップ』『ターン』『リセット』は北村薫さんの“時と人シリーズ”というそうです。リセットはシリーズの最後にあたる作品だそうですが、他の作品と関連しているわけではないようですので、どこからでも楽しめるかと思います。
また、他の作品も読むつもりでいますので、そしたら紹介したいと思います。
2008/12/22(Mon) 18:44
◆ユタとふしぎな仲間たち
ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫)
三浦 哲郎
レビュー:
父を事故で亡くし、東京から東北の田舎に越してきた勇太。村の子供たちは「東京のモヤシッ子」と言って、誰も仲間に入れてくれようとはしない。
そんな中、座敷わらしの噂を聞き、彼らに会いたいと願うようになる。
彼らとの交友のなか、“ユタ”が手に入れたものとは……。
紹介文
「……おめぇ、間引きって言葉、知ってるか?」
私達は『今』という、人として生活するのに困らない時代に生まれた。様々な問題は確かにある。でも、生きようと思えばいくらだって生きられる。そういう時代に生まれたのだ。だが、この座敷わらしが生まれたのは『今』のような時代ではない。人が人として生きられないのが当たり前だった。
彼らが何度も口にする「ワダワダ、アゲロジャ、ガガイ」この言葉に隠された意味、そして、私達がどう生きるべきなのか……。
それをユタの成長とともに感じとってください。
読書時年齢……16才(高2)
読書期間……3日(研修旅行の夜に部屋の中で読んだだけで読み終わりました)
読書動機:
何故、今更児童書をと疑問に思われる方もいるかもしれません。
私は小学生の頃、劇団四季の舞台で『ユタと不思議な仲間たち』を観ました。その時は単に楽しかったと思っただけでした。高2になり、また観る機会に廻り合いました。すると今度は、『生きる』ことについて考えさせられました。
同じ舞台でこんなにも違うなら……
そんな想いを抱いて原作を手に取ろうと思いました。
やはり印象が違うのです。
是非、原作とともに舞台も観ることをおすすめします。
2008/12/22(Mon) 18:20
◆月の砂漠をさばさばと
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)
北村 薫
レビュー:
さきちゃんのお母さんは、お話を作る人です。さきちゃんは大好きなお母さんと二人暮らしをしています。一つ一つの毎日の出来事から物語はうまれます。
お母さんのおはなしのセンス、さきちゃんの感性の豊かさ。それは今、私達に必要なものかもしれません。
紹介文:
苦手なものは『苦手』と決めつけてしまいがちです。しかし、さきちゃんのお母さんのように見方を変えて眺めてはいかがでしょうか。
きっと、人生が変わってみえてくるかもしれません。
やさしいお母さん、素直なさきちゃんの心温まる短編集です。
読書時の年齢……14才(中3)
2008/12/22(Mon) 17:57
◆あたしの一生 猫のダルシーの贈り物
あたしの一生―猫のダルシーの贈り物
ディー レディー
レビュー:
「猫は主であり、人間は家来」と母から教えられてきた。そしてあたしは“あたしの人間”と出会った……。
愛のために生きた一匹の猫の、胸に迫る物語。
紹介文
猫の視線からみた人間の世界。猫のが人間のことをどう思っているのか、『猫』が、そして『人間』にとって幸せな暮らしとは何なのでしょうか。心にまっすぐ素直に受け止めることができる一冊です。
読書時の年齢…15才(高1)
2008/12/22(Mon) 14:06
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