影裏世界

□裏幻影曲
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『時間が創り出したもの』


これは、本当に私のリアルタイムで書いたものです。
移動教室とか、窓際の席や、廊下側の席……。情景描写はほとんどリアルタイムです。
というのも、情景描写を書くのが私は苦手なのです……。でも、それを克服するために書きました。
やはり現実の話は難しいです。普段、ファンタジーばかり書いていますので、矛盾点を出さないようにするのが大変でした。どうしても経験話を入れることになります。(月影は恥ずかしながら恋愛経験がございませんので、したがって当分恋愛小説は書けないかと思いますm(_ _)m)

実際、私にも幼稚園から現在高校まで同じ学校の友人がいます。アスとシン君は私の一つの記憶を分裂させて加工させたものです。
やはり仲が良かったのに話さなくなるのはさみしいものです。そんなことを考えていたときのことです。丁度イベントのとき、偶然同じ班になりました。そのとき、久しぶりに声をかけることができました。それが、本当に嬉しかったです。
それはその時、一時だけのものでしたが、欠けていたパズルのピースをはめていくような、そんな気がしたのです。
その後、話すことはあまりありませんでしたが、今でも彼は同じクラスです。
少し話すきっかけさえあればお互い話せるということがわかりました。
恋愛とか、そんなんじゃなくて、そういう交友関係の友人でありたいです。

そして、作品は先程も言ったように、アスとシン君には私の記憶をそれぞれ植え込んでいます。
どこまでが私の記憶で、どの部分が私の感情かは、秘密です。




 
あなたにとって“時間が創り出したもの”は何ですか……?




 
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