影裏世界

□裏幻想歌
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『星々の下を歩む者』


上のタイトルをテーマに書かせていただきました。太陽の下を歩む者と対の作品です。

一つ目の詩

星は空に数えきれないほど存在します。しかし、朝は目立たなく、光で見えなくなってしまいますが、必ず空にはあります。私達が気が付かないだけなのです。そうして、いつも陰ながらに地上を見守る星々はその役割が自分に与えられた意味を考えたことがあるのでしょうか?


《Sky》

上記が小タイトルです。
空をイメージして書きました。
空は人の涙を代わりに流してくれるもの、あるいは隠してくれるものだと考えています。人でも泣いた後は、必ず成長するものだと思います。快晴となった空は、人の心が一掃し、前を向く勇気が出てきた泣き顔の後に似ているような気がします。
この作品は、『五月雨の君』をはじめとする、蝉時雨シリーズのもとでもあります。

《Ocean》

上記が小タイトルです。
海をイメージしました。
海は色んなものを繋げてくれます。海底で生活している生き物もいます。また、世界には様々な国があり、大陸は海の上にできています。
海が続いているからこそ、私達は渡れて、世界が色んな意味で大きく、広いことを知ります。


《Sky》と《Ocean》はセットです。《Breeze》と《Far away》の一人称を“私”にしたのに対し、こちらは“僕”にしました。また、私は詩のときには碧空 海(へきくう かい)というPNを使っています。

“空からの手紙〜私がいるとき〜”


上記が小タイトルです。
太陽から星や月に送る手紙をイメージしました。
太陽は強い光なので色々なものを照らし出します。それに対し、月は優しい光であり、星は静かに瞬きます。それはまるで、迷子となった子供に優しく道を諭すかのようにです。それはその子が自分で歩く力をそっと教える母親のようです。だから、太陽は全てを照らす光の役割、月や星が優しく包む光の役割について考えています。


5つ目の詩

段々と夜に近づいていきます。しかし、必ず夜は明け、朝は訪れます。逆に朝は夜へと向かいます。そのサイクルです。そのサイクルの中で私達は生きています。そして、“残したもの”の回答になります。それが太陽の下を歩む者の詩の質問の答えなのです。
 
また、ここでも自己紹介をしています。
“舞風 彼方”、“碧空 海”“月影 晃”(←この頃は晃でした)
すべて同一人物でしたという意味が込められた節があります。


『太陽の下を歩む者』『星々の下を歩む者』は高校生活最後の部誌発行のときに碧空 海として出させていただきましたものです。
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