すろぅらぃふ

□その4 友情と彼女の優先順位
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駅前付近。




「ケン、本当にこっちでいいの?」

「知らない。勘だし」

「あ−…ケンの野生の勘か…」




いっそ見つからない方がいい気がするとダイは思っていました。



しかし…




「あ!!」




ケンが嬉しそうに声をあげました。




「…………まさか?」

「ケン、発見したの?」

「うん!!ほら見て!!限定発売の抹茶モンブラン!!」




ケンは今日も元気にバカやってます。





「なんだ」

「なんだってなんだよ−!!キチョ−なんだぞ!!
俺ちょっと買ってくる!!」



ダ−とケンは走って行きました。




そして残された2人。




「な、テル…やっぱりさ、これはユースケの問題だし…邪魔しない方がいいって」

「別に邪魔なんてしないよ。大体まだ彼女か分かんないんだし」

「そう…だよな」

「ま、彼女だったらどんな人か見るけどね」


ダイが固まりました。


(……すごく邪魔してる……)



笑顔で言い放つテルにダイは目線を反らしました。



「何やってんの−?」


ケンが戻ってきました。



「いや、別に!!」

「ん?……あ、そういえばさ!!!発見したぜ!!」

「……………今度は何を?」



ニンマリと笑ってケンは言います。



「ユースケ!!」



探していた人物は見つかりました。






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