すろぅらぃふ
□その2 夏と宿題と海
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ユースケ、テル、ダイはため息を吐きました。
「ケン、宿題明日提出だよ?終わるの?」
「人間死ぬ気でやればなんだって出来る!!」
「いっそそのまま逝けよ」
「海に!?」
「意味が違ぇよ」
ケンに意味は通じません。
「……ハァー……」
「………宿題やろっか………」
ダイの一言で、やっと宿題をやり始めました。
ただ1人、ケンを除いて。
「ねぇ〜!!海〜!!」
「……行かないから」
「………あのさ…―」
「テル、これどうすればいい?」
「あ、それはね…」
「聞いてー!!」
それでもユースケ、テル、ダイは無視します。
全てはケンのためなのですが…
「なんだよ、薄情者!!もう1人で行くから!!」
そう言って、ケンはバタバタと出ていきました。
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