すろぅらぃふ
□その3 動物愛護?
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それは、ある日学校から帰っている時でした。
「腹減ったなー、ユースケなんか奢ってー」
「…何?奢ってくれるの?それはそれはどうもありがとう」
「人の話聞いてた!?」
「ケン、今食べたら晩ごはん食べれなくなるよ」
「そんなに食べてもきっと成長しないよ」
河原沿いの道をケン、ユースケ、テル、ダイの4人が歩いていました。
「なんだよ、皆してー!!……あれ?」
ケンが何かに気づき、河川公園にある橋の下へ降りていきました。
「ケン、どうしたの?」
「…腹減ったからって落ちてるもん拾うなよ」
「いや……なんか違うみたい」
ケンは橋の下で何かゴソゴソとした後、3人の方へ振り返りました。
「は?」
「あれって…」
「てか…よく見つけたな」
3人は驚きました。
ケンが手に抱えていたのは小さな黒い子犬でした。
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