すろぅらぃふ

□その2 夏と宿題と海
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それはもう夏休みが終わるという日でした。






―ダイの家―




「…10時って言ったのに…遅いな」

「しょうがないんじゃない?あの2人だし」



テルとダイが話していました。
今日は夏休みの宿題をするために皆で集まることになっていました。




数分後…―




パタッ…パタッ…




ゆっくりと階段を上がって来る音が聴こえました。




ガチャッ




「……はよ」


ユースケが遅れて来ました。


「おはよ、ユースケ」

「おはよう。低血圧だな、相変わらず」

「……じゃあ、こんな早い時間にすんなよ」


ユースケはふと辺りを見回しました。



「…………ケンは?」

「まだ」

「いつものことだけどね」





さらに数十分後…―



バタバタバタッ




階段を駆け上がる音がしました。





ガチャッ





「ごめん!!遅れた!!!」



ケンが走ってやって来ました。



「…遅い」

「記録更新はしなかったね」

「ケン、暴れんなよ」





ケン、散々な言われようです。


当の本人気にしてませんが…




「あのさ!!俺今日宿題持ってきてねぇんだ!!」




微妙な爆弾発言をケンはしました。
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