小説
□おもいちがい
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「安心しろってココ。オレはココ以外好きにならねーから」
「本当に…?」
「ああ、本当だ」
「トリコ…」
「ココ…」
「すいません。そっからはホテルに行ってからにしてください。お子さんもいる…って堂々と服脱がさないでくださいよ!」
小松くんに言われて今の状況を思い出した。
「ココ、今日は空いてるか?」
「ああ、今空けたよ」
「よし、決まりだな!」
「(うわ、バカップルだ……)」
たまには勘違いしてみるのもいいかもな。
トリコはココを姫抱きし、悠々とホテルへと向かった。
喫茶店内では数名の腐女子が発狂していたとかなんとか。
そしてこのことは翌日のグルメ新聞でも大きく取り上げられた。
(なぁ、ココはどんな犬が好きなんだ?)
(マスティフ)
(速答!?しかも渋っ!)
でもトリコが好き。
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